I.しらせの誕生
しらせは先代の南極観測船「ふじ」の老朽化と昭和基地への輸送力強化を受けて開発され、1982年11月より就役しました。その後、1983年11月の第25次南極観測支援行動を皮切りに南極への航海を開始しました。
- 進水
- 1981年12月11日(日本鋼管鶴見造船所)
- 就役
- 1982年11月12日(海上自衛隊横須賀地方総監部)
- 所属
- 海上自衛隊横須賀地方総監部
*南極観測事業自体は文部科学省が予算執行を行いますが、南極観測船の運用は海上自衛隊で行われています。
このため、船の呼び名が異なり文部科学省では「南極観測船」、海上自衛隊では「砕氷艦」とされています。
念のため本文では南極観測船の呼び名を取らせていただきます。
海上自衛隊による南極観測との関わりは先代の「ふじ」の時代より行われており、初代南極観測船「宗谷」は海上保安庁が運用しておりました。